2 women to cry


a memorandum of dj2women
by womenscrossing
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「マイナーな存在」であり続ける主婦

 国内難民となった人の多くは子供をもつ母親たちです。私は名古屋に移住してから、食品や土壌の放射能を測定する「市民測定所運動」に加わったのですが、[…]、その測定運動で出会うのが、子供をもつ主婦たちです。[…]
 彼女たちは知っているんですよ。自分たちがマイナーな存在であることを。
 自分たちがどんなに正しいことを言っても誰にもまともに相手にはしてもらえない。頭のおかしい、それこそ「パニック」を起こした人間としか扱われないだろうと。
 男性社会や企業社会のメジャー(ものさし)から、あらかじめ排除されたものとして、はじめからメジャーの外にあるということを知っている。そして、自分たちが主張していたことの正しさが後になって証明されても、誰にも感謝されず、誰からも謝罪をされないということまで知っている。
 さらに、メジャーがとりこぼしたものによって今後引き起こされる、さまざまな事態の尻ぬぐいをさせられるのが自分たちだということまで知っている。スーパーで食品を吟味することから、具合の悪い子どもを病院に連れていくことまで、結局自分たちにツケがまわってくることを、経験的に理解しているのです。(矢部 2012: 43-44)
◇矢部史郎,2012,『3・12の思想』以文社.
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by womenscrossing | 2012-09-18 18:01 | メモ